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出口汪の思わず書き写したくなる美しい日本語練習帳
雪国 川端康成
雪国 川端康成



出口汪の思わず書き写したくなる美しい日本語練習帳


出口汪の思わず書き写したくなる美しい日本語練習帳
 
著 / 出口 汪
 

  「美しい日本語」とは何か?
 こうした問いかけが必要なほど、私たちはすでに美しい日本語を見て、美しいと感じ取る力を失ってしまっているのではないでしょうか。
 私たちがふだん触れている日本語といえば、マスコミから絶えず流れ出す膨大な情報、ネット上で書きこまれ、吐き散らされた醜悪な言葉たち……。
 今の若者たちは文学作品を読むことが少なくなったともいわれています。小説といえば、ライトノベルに代表されるエンターテイメントが中心のようです。  

 美術でも音楽でもそうですが、芸術の鑑賞能力を鍛えるためには、本物の作品に数多く触れることが必要です。
 同じように、美しい日本語を書ける・話せるようになるには、本物に出会ってそれに触れてみることが何よりも大切なのです。

(「はじめに」より)


【本書の紹介】
文章力・表現力を上げるには、美しい日本語を「書き写す」ことが一番の近道です。
この1冊で、文章のプロが必ずやっている「写文」を気軽にはじめられます。
「現代文のカリスマ」こと出口先生が厳選した珠玉の14編収録!

【こんな方にオススメします!】
□文章力を上げたい方
□美しい表現のしかたを身につけたい方
□「文章のプロ」を目指している方
□まだ読んだことのない日本文学の名作に出合いたい方

【本書の内容】


第1編 物語の世界を堪能する
  • 雪国 川端康成
  • 大人のための残酷童話 倉橋由美子
  • 信さん 辻内智貴
  • 一房の葡萄 有島武郎
  • ノックの音が 星新一
  • 笑うな 筒井康隆
  • 女生徒 太宰治

第2章 古今の名作を味わう
  • 枕草子 清少納言
  • 坊っちゃん 夏目漱石
  • 君死にたまふことなかれ 与謝野晶子
  • 初恋 島崎藤村
  • 汚れっちまった悲しみに・・・ 中原中也
  • 沈黙 遠藤周作
  • 痴人の愛 谷崎潤一郎
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「編集者のつぶやき」

ディスカヴァー・トゥエンティワン 三谷祐一

 

 「美しい日本語を声に出して読む、という本はあるけれど、『書き写す』という本はない。 『現代文のカリスマ』の出口先生にお願いしてみてはどうか」
 弊社社長の鶴の一声で始まったこの企画。学生時代にお世話になっていたあの出口先生から、即答でご快諾をいただいたときには鳥肌が立ちました。
 「いったいどんな作品を選んでくださるのだろう……」と思っていたところ、『雪国』や『坊っちゃん』といった不朽の作品から、知る人ぞ知る隠れた(?)名作まで、非常にバラエティに富んだ名文をセレクトしてくださいました(ちなみに、太宰治の『女生徒』は、私は初めて目にしましたが、あの太宰がこういう文体を書いていたとは……と軽く衝撃を受けました)。  
実際に私も書き写してみたのですが、これが新しい発見の連続でした!(こう言うと宣伝っぽいのですが……苦笑) 「この場面で、こういう言葉を選ぶのか……」「ここに『、』を入れたのは何か意図があるんだろう……」と想像しながら、数々の文豪が織りなした美しい日本語を一字一句、心を込めて書き写すのは、実に知的で贅沢な時間でした。「大人の愉しみ」と言っていいかもしれません。
 「文章のプロ」を目指している方はもちろん、秋の夜長に珠玉の名作を味わいたい方に、ぜひおすすめしたい1冊です。