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国語が変わる 答えは「探す」から「創る」へ わが子の学力を伸ばす方法
はじめての論理国語小1レベル・小2レベル  

「出口の小学国語」の集大成でもあり、進化版でもある『論理国語シリーズ』小3レベルを送ります。
昨今は、新しい技術がどんどんと生み出され、単純な仕事は機械がするものという考え方になってきています。しかし、どんなに世の中の機械化やIT化が進んでも、言葉の重要性が変わることはありません。私たち人間は、言葉で世界を整理します。そして、様々な関係で世界を整理することによって、初めてものを考えたり、人に伝えたりすることができるのです。この言葉の使い方こそが、論理なのです。
私たちは生まれたときから、日本語を聞いて、日本語を覚えていきます。その後、少しずつ日本語を話し始め、他者とコミュニケーションをとるようになり、成長とともに、たくさんの人と触れ合います。
たしかに、生活をする上で、日本語が分からなくて困るということはないでしょう。しかし、小さいころから触れてきた日本語は、やはり、何となく身につけた言葉に過ぎないのです。この「何となく」というのは、感覚的な言葉の使い方をしている証左です。このままの状態で、論理的な文章を読み取ろうとするから、主観的な読み方になってしまい、いつまでたっても、点数が上がらないという現象が起こるのです。その結果、「国語はセンスや感覚だから、勉強しても意味がない」などということが言われるようになってしまっているのです。
この考え方と対極的にあるのが、出口式です。国語は、論理的思考力を問う教科であり、筆者の立てた筋道をていねいに追っていくことにより、基本的に高得点が獲れるのです。そして、この論理的思考力は、論理は先天的なものではなく、学習と訓練をすることによって、意図的な学習によって後天的に習得できるものなのです。
本シリーズは、この訓練を小学生からするためのものです。
まず、世界は言葉で整理されていることを理解しましょう。次に、一文を正しく読み取るトレーニングをします。一文を正しく読むことが、複数の文がつながった文章の筋道を正しく追うことにつながります。これが、文章全体を正しく読むことにつながるのです。
今、社会から求められているのは、論理的思考力です。そして、この論理的思考力を基礎として、クリティカル・シンキングやメディア・リテラシーと呼ばれる、誰かの言葉を鵜呑みにせず、自らの頭で物事を深く分析して多角的に捉え、最適の解決策を導きだす生きた思考力をも身につけようという画期的な問題集なのです。欧米でこれらが定着しているのは、すでに子どもの頃から彼らが論理的な訓練を十分受けているからです。
 文科省は、「論理的に話したり書いたりする国語」と「古文や漢文を鑑賞する言語文化」を必須科目に、選択科目として「論理的文章を読解する論理国語」「小説や詩を鑑賞する文学国語」「国語表現」(仮題)に解体・再編することを検討しています。論理的な力を身につけることは、将来の入試に直結することはもちろんのこと、社会からの要請でもあるのです。
本書は既存の「国語」とは一線を画するものです。他の参考書では絶対に学べない画期的な国語シリーズ第3弾。
ぜひ本書によって、子どもたちを新しい方向へと導いてください。

出 口  汪

小3レベル目次


  • 1 具体と抽象
  • 2 対立関係
  • 3 文の要点の理解
  • 4 言葉のつながり
  • 5 作文の基本
  • 6 接続語
  • 7 指示語の理解
  • 8 説明文の読解
  • 9 物語文の読解
  • 10 助動詞と助詞
  • 11 因果関係
  • 12 クリティカル・シンキングの問題
  • 特別掲載 実践! 論理トーク

【本書の紹介】

①文の要点をとらえる。
一文の“言いたいこと”をどうとらえるか。出口式では「主語・述語・目的語をつかまえることが、すなわちその文の要点となる」という指導をしています。
3年生ともなると、少しずつ言語技術や文法の概念を学びます。
しかし、学校での文法では、一文の中で主語や述語がどのような役割を果たしているのか、どの部分が要点となるのかという指導はしていません。
小1及び小2レベルでは、主語・述語・目的語を文法からではなく、図形や色を使ってマークさせることから始めました。図形や色を使うというステップを挟むことで、理論を超えて体感的に主語・述語が理解できるようになるのです。
小3レベルでは、図形や色で何となくとらえるのではなく、「文の要点とは、何を指すのか」という説明を加えて、一文の要点を確実にとらえることを目指します。

②メディアも注目、論理トーク  子どもの論理力を飛躍的に向上させる最強のツール。それが「論理トーク」です。小1及び小2レベルでも取り上げていますが、小3レベルでは、ミニディベートを取り入れました。論理トークやディベートのカギは因果関係にあります。そして、この因果関係を正しく導き出すことこそが、論理的な力と言っても過言ではありません。自分の意見だけではなく、反対意見の立場の理由もあわせて考えることが、多角的な視点や大局的な視点を養っていくのです。

③その原因は本当!?
世の中では、毎日のように様々な出来事が起こっています。そして、その出来事が起こるためには、必ず何かしらの原因があります。「この出来事の原因は、××だ!」とすぐに分かる場合もあるでしょう。
しかし、ちょっと立ち止まって考えてください。その原因は、本当でしょうか。表面上に見えている原因は何ら根拠のないもので、実は、隠れたところに意外な原因が隠れていた…ということはよくあります。
また、情報発信者は何らかの発信意図をもって情報を発信します。その意図を正しく読み取る力は、情報社会が発達した現代では必須の力と言えるでしょう。そんな力を小学生のときから身につけていく。何だかワクワクしませんか?
小学3年生のうちから身につけた力は、大学受験や社会人となってから、きっと大きく花開くことでしょう。

なお、本書の姉妹編となる『親子で学ぶ 論理国語 考える力を伸ばすトレーニング』も併せてご使用いただけば、お子様の論理的思考力がグンとアップします。


【こんな方におススメです】

  • ・小学校低学年のお子様をもつ方
  • ・国語は何を勉強してよいか分からないという方
  • ・今から大学入試を意識した力をつけたいという方
  • ・論理的な力をつけたい方
  • ・社会現象の謎を解いてみたい方
  • ・頭を揺さぶってみたいという方
  • ・ネットや新聞記事の裏側を考えてみたい方
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「編集者のつぶやき」

安達暁宏

「先生の言うことはきちんと守りましょう。」「お父さんやお母さんの言うことをしっかり聞きましょう。」
小さいころから事あるごとに聞かされたセリフ。そして、それを忠実に守ることが正しいことだと信じていました。これはこれで間違っていないのでしょう。子どものことを思って、注意してくれていたのだと思います。
しかし、「決まりがあるのはどうしてなのか。」「なぜ気をつけなければいけないのか。」 このような大事な視点を完全に抜かしていて、ただ言われたことを聞くだけの思考停止人間になってしまったのか…。物事をしっかりと自分で考えることをせずに、受け身で生きてきたツケが回ってきていると思う今日この頃。
子どもたちが、論理的な力をつけていく姿をイメージしながら本書を作りました。ついでに言うと、編集を通じて、自分自身を少しずつでも変えていこう…。そんなことを考えてしまいました。