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システム中学国語
システム中学国語 論理入門編 表紙


水王舎
1,200円(+消費税)

システム中学国語 論理完成編 表紙


水王舎
1,200円(+消費税)
 

出口汪が自信をもってお贈りする画期的な中学国語の参考書の登場!!
出口汪と猫の会話形式というまったく新しい発想の解説!
システム中学国語シリーズ全5冊のうち、必須の2冊が2010年9月7日発売です。
両冊共に、論理にもとづいた国語の解法をまとめた「公式集」及び、「切り離せるテスト」の付録がついています。

<論理入門編>
 公立高校の入試問題を出口式の論理的な読解法で丁寧に解説しています。
 やさしい問題を使っているので、答えが分かったかどうかよりも、どのような頭の使い方、手順で解いたのかを意識しながら、学習を進めていきましょう。
 付録の「公式集」には、論理・文脈・読解・解法・実践と合わせて100の公式が収録されています。それぞれに詳しい解説がついていますので、公式の理解を深めるのに役立ててください。

『付録』  ・切り離せるテスト
      ・詳しい解説付きの公式集

<論理完成編>
 主に私立高校の入試問題を使っていますので、『論理入門編』よりは難しくなっていますが、『論理入門編』で出口式をしっかり学んだ後で、『論理完成編』に取り組めば、どんな問題でも、一貫した解き方で解けてしまうことが実感できます!!
 付録の「公式集」は、公式が頭に入りやすいリストになっています。  公式を覚えるのに役立ててください。

『付録』  ・切り離せるテスト
      ・覚えやすくまとめた公式集


上の画像をクリックすると
出口汪からのメッセージが再生されます。

Q:この本の特長はどういうところですか?

   わかりやすいというところです。僕の論理的な読み方解き方、考え方を猫にもわかるように、深くてしかも一生使えるような論理力を一番わかりやすく書けた本です。
 それともう1つが、僕は教えるのが仕事なので、生徒にむかって講義をする(この場合家庭教師ですが)という形式がやりやすかった。 しかも生徒が猫であると想定することによって、猫でもわかるように説明しようと。となったら、当然どんな国語が苦手な生徒もわかるだろうと。猫のキャラクターを使うということが、非常にうまくいきました。
Q:何年生からはじめるとよいですか?
    到達点っていうのは、高校入試で(合格点ではなく)国語で他の教科をカバーできるくらい高得点を取れるレベルに引き上げること。だからゴールははっきりしている。
 問題はいつからやるかということ。
 当然早ければ早いに越したことはない。 中3より中2、中2より中1と。ただ到達点が入試問題である限りにおいては、 スタートラインもある程度のレベルではあるから、学年というよりも説明、解説がある程度分かるようになってからはじめないと手に負えないと思います。だから、文章を読み、理解する力がある程度ついた段階で、より早く始めるのがよい。
 問題文はわからなくてもかまわないので、最初のまんがとか第一講あたりを読んでみて、全部じゃなくても頭のなかにある程度入ってくるようだと思えばやれるし、 まだチンプンカンプンだなと思えばもう少しねかしておいて それが分かる時期にやったらよいと思います。

Q:国語力に自信がある場合は、論理入門編や論理完成編をやらずに、これから発売される志望校別のほうを取り組んでもよいですか?

   論理入門編、論理完成編の二冊で論理的な読み方、解き方を一通り身に付けます。
 『公立高校編』『難関高校編』(11月上旬発売予定)は、あくまで、解き方がある程度身に付いたことを前提に、実際に入試問題を解きながら、それを完璧なものにしていきましょうという流れになっているので、出来たら、2冊やることがのぞましいです。どうしても時間的に無理だという場合は最低でもどちらか1冊はやってほしいと思います。  

Q:別冊の公式集の効果的な使い方はありますか?

   単独で使うというよりも、本文の解説ででてくるときに (論理入門編の公式は詳しく説明してあるので)そこを見てチェックする。
 また、この公式集は、この本のためだけではなくて、この本の解説で出てこない公式も収録されているので、実際の志望校の問題とか、色々な問題を解くときにも役に立ちます。
 基本的には100個の公式を頭におけば、どんな問題でも解けるようになっているので、まずは本の解説に出た公式をしっかりと頭において、次は公式集を使ってその他の公式も頭にいれておく。
 一通りやると、今度は切り離して、いつも持っていて、公式を見て思いおこしてしてみるとか、他の問題を解くときにこの公式を頭におくとか。漠然と文章を読んだり、漠然と問題を解くのではなくて公式を頭において読んだり解くことができるようになることが大切です。
 

「編集者のつぶやき」

水王舎 江澤規予

   出口先生との出会いは、十年以上も前になります。
 私が、まだ十代の頃、「ラジオたんぱ」で先生の講座のアシスタントを務めさせていただいたことがきっかけでした。
 当時の私は、現代文の入試問題は「ただの入試問題」としてしかとらえていませんでした。
  しかし、先生のアシスタントをするようになってから、考え方がガラリと変わってしまったのです。
  先生の講座では、問題をどう解くかだけではなく、「筆者の言いたいことは何なのか」という読解から始まりました。
  入試問題は、全体の一部の抜粋なのに、先生の解説を聞くと、一冊の本を読んだような満足感がありました。毎週、収録が楽しくて仕方ありませんでした。収録の後は、いつも母に、その日扱った論説文がどんな内容で、どう感じたか、感想を話したりしていました。
  入試問題は、ただの問題ではなくなり、ラジオ講座は、良い文章に触れる機会になりました。
  毎週、新しい「ものの見方」が増えていくのです。
  今までは、ただ解いて終わり、忘れてしまっていた問題が、先生の講座を担当してからは、論理的に理解し、論理的に人に説明できるようにまでなったのです。
  ただなんとなく文章を読み、感覚で解いていた時とはまったく違って、きちんと文章を理解して読むことができるようになったからこその収穫だったと思います。
  そして、文章を正確に理解できるようになれば、設問は理解できたかどうかを問うものなので、何となくではなく明確に答えが分かるようになるのです。
  「システム中学国語」でも、正しい文章の読み方を丁寧に分かりやすく解説しています。
  このシリーズで勉強すれば誰でも出口先生と同じ頭の使い方で、文章を読むことができるようになります。
  是非、早いうちから文章を正確に読み取る訓練をしていただきたいと思います。
  今回、取り上げさせていただいた文章も、名文ばかりです。ただの入試問題としてではなく、この問題集を通して、文章を理解する面白さに気づいていただけたら、これ以上幸せなことはありません。