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1分間勉強考
ふたりの出会い~『1分間勉強法』誕生秘話 『1分間勉強法』の成功を論理的に考える 第三部 『1分間勉強法』の今後
“「『1分間勉強法』をやらないと生きていけない」が理想
石井  またちょっと、話が英語に戻ってしまうんですけど、英文法が苦手な方が多いので『1分間英文法』というのも面白いですし、『1分間発音問題』も良いですね。発音問題は、「ここにアクセントがある」と色別にして、それを1問1秒で見ているだけでアクセント問題は完璧!っていうものですね。
出口  英文法や発音・アクセントは、出る問題が限られていますね。実際にデータを取ればわかるでしょうけど、10年に1回しか出ないような問題を細かくやってもきりがない。また、出たところで受験生もたぶんできないとなると、本当に覚えなければならないものは、すごく絞り込めますね。
石井  そうですね。『1分間発音問題』でしたら、出題された発音記号の8割だけを順番に並べて、1秒で覚えてしまえば良いわけですよ。
出口  その方が、少ないから早いですね。
石井  ええ。そうしたら、これも定番になるかもしれません。あと僕は、1行の英文を1秒で読む方法を開発しました。60行あったら60秒で1分ですよね。だからどんな長文読解も、僕の場合はだいたい1、2分で読んですぐに答えにいけました。他の人より圧倒的に早く読めたんですよ。今の受験は分量勝負なので、『1分間長文読解』があったら皆が買うでしょうね。
出口  やはり受験英語の傾向が、僕が受験生の時と今とでは全然違うんですよ。昔は東大・京大でも、文章は短いけどアメリカ人でも理解できないような、難しい単語と構文を訳させるという、わざわざひねったもので、現代文でも一般の人が読まないような、学者風のひねった文章を出してきて。
  要は、トップレベルの学校は「思考力」を試す問題が多かったのが、今は無くなってしまって、多くの情報をいかに正確に早く理解できるかという「速読」が中心になっているので、やはり石井さんのやり方は、非常に威力を発揮すると思いますね。
石井  そうですね。英語の長文が、一気に早く読めるようになる本があれば良いのに、って思いますけど、無いですね。これも例えば、構文「it is ~that~」だったら、「it is」と「that」だけ赤のマーカーで引いておいて、知らない英単語は青にしておく、というふうにすると、最速で英語の長文読解ができるようになります。
出口  お忙しいでしょうけど、ぜひ何か書いてほしいですね。
石井  はい。僕は「勉強法」に関して、ものすごく極めているという自負がありますので、こういういろいろな企画はあるんですけど、問題文そのものを作ることは、予備校の先生でも学校の先生でもないのでできません。ですので、水王舎で企画をたくさん実現化していただいて、世の受験生が「絶対に1分間シリーズをやらないと生きていけない」という状態にしたいですね。
出口  受験生はもう、待っていられないので……。
石井  そうです。早く早く、って感じです。
出口  早くですね(笑)。今後も新しいものを出すうち、またいろいろなアイデアとか、見えてくることがあるでしょうから、石井さんの中からさらに良いものが、どんどん生まれてくる気がします。
石井  はい、ありがとうございます。
出口  最後に、おまけというのも変ですが、今、石井さんがやっている速読の研修に関して、少し教えていただければ。
石井  そうですね。今、速読が非常にブームになって、本を早く読むことが重要になってきていますけど、やはり、世の中の情報量があまりにも多いので、早く情報処理できたらという方のために、『1分間勉強法』の中で「1冊1分で読む1ミニッツリーディング」と呼んでいるんですけど、その研修をやっています。速読には「眼球運動をしなきゃいけない」とか、「文字を一言一句理解しよう」とかあるんですけど、僕のやり方は全く違っていまして、いわゆる「速く読む」っていうアプローチではなく、潜在意識に関するアプローチです。ほとんどの人は、「1単語1秒で覚えられるはずがない」と思っているからできないだけで、3か月から6か月間トレーニングしたら、できるんですよ。
 潜在意識は、21日目で切り替わり始めて、3か月目でだいたい定着して、6か月経つと当たり前になると思っています。ということは、潜在意識にアプローチして「1冊1分でしか読んではならない」という縛りを設けて、1日3冊以上で6か月間やると、本当に1冊1分で読めます。たぶん、先生もやったことがないはずです。
出口  ええ、やったことがないですね。
石井  無理だって初めから思っていますよね?
出口  はい。
石井   でも、「1冊1分でしか読んではいけない世界」があったとしたら、その中で処理するしかないですよね。とにかく、潜在意識から「1冊1分が当たり前」と思いこんでやると、できますよ。
出口  「できる」っていうのは、やはり人間の潜在能力がすごいということですか?
石井  そうです。ほとんどの方は速読をやったことがないので、「1冊10分だったら」というアプローチだとけっこう生徒が集まるのに、僕が「1冊1分」と言うと、「怪しい」と疑って集まらなかったりするんです。でも、「1冊1分が当たり前」という空間を16人のセミナーでつくっているんですけど、全員「1冊1分が当たり前」と自分で自分を洗脳し続けると、できるようになりますよ。
出口  「すぐにできるようになる」っていうのがすごい。
石井  そうですね。1冊1分が当たり前だと自分で声に出すようにして、「僕は1冊1分です」と全員の前で言わせるとか、潜在意識そのものを変えていくアプローチのセミナーですので、速読の訓練ではなくて、自分の意識改革で1冊1分になってしまうんですね。
出口  それがうまくいくのは、石井さんに対する絶対の信頼が受講者の中にあるからで、迷いが生じたらできないですね。
石井  そうですね。「石井は怪しい」と思っている方は来ませんし、信じている方は実際に来て、本当に1冊1分になって帰ってもらいます。
出口  おお、それはすごい。
石井  はい。
出口  今日は本当にありがとうございました。