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「最強の記憶術」
smart.fmのいま セレゴ・ジャパン誕生秘話 smart.fmの未来像
教えるのではなく、学べる環境を提供
出口   もう一つ、Smart.fmの面白い特色を挙げると、「誰でも簡単にコンテンツが作れる」ことですね。この発想も既存のものにはなかった。簡単に入力するだけで、自分が覚えたいものをコンテンツにでき、それをオープンして誰でも使用可能にできる。実際の評判はいかがですか?
Eric  おかげさまで評判も良いです。我々は、従来の教育会社と考え方が全く違います。セレゴのスタンスは、人が学べる環境を提供することです。我々自身がどんどんコンテンツを作成して、国語を勉強したければこのコンテンツ、英語を勉強したければそのコンテンツ、医学を勉強したければ……云々というかたちになりますと、我々は教育会社になってしまいますよね。そうではなく、セレゴはあくまでもラーニング・テクノロジー会社として、学べる環境を作らなければなりません。なので、ユーザーにもコンテンツ作成ツールを公開しています。
 ただし、英語に関しては日本人も、中国人、韓国人も、それこそEUやアフリカの人たちにも必要とされているし、入口はそれぞれの母国語でも、出口は一緒、英語ですよね。我々には、英語学習業界でコンテンツ開発における経験と実力あるネイティブとバイリンガルの日本人がおり、コンテンツのクオリティ管理には自信がありました。
Andrew  我々の夢は、現在、力を入れている英語学習サービスに限らず、ゆくゆくは多分野へと展開していくことです。また、ライフスタイルに合った学習が行えるようサービスを充実させていきたいと考えています。
 そういった観点では、必ずしもコンテンツ作成者が我々である必要性はありません。専門的な分野には、その分野に長けたエキスパートがいます。だからパートナーと組むことを検討することは、視野に入れておかなければなりません
出口  英語に限らず、様々なコンテンツのためのプラットフォームになる流れなのでしょうか。僕自身は、例えば国語関係や、歴史・生物などの分野で、Smart.fmのすごい機能を利用した新しいコンテンツを作りたいと考えています。
 話は戻りますが、個人ユーザーが作ったコンテンツで、面白いものや変わったものはありますか?
Eric  音楽。例えば、A、B、C、Gといった音を聞いて、理解できているかとか。
出口  音楽をSmart.fmで?それは、何を記憶するの?
Eric   ピアノのキーの場所や、ギターのGといった、楽器の音の出るポジションを勉強している方もいます。他にも中国語を勉強している方もいれば、漢字の書き順を勉強している方もいます。英語ならば専門用語のコンテンツなど、いろいろありますね。
出口  アンドリュー自身が、一生懸命Smart.fmを使って学習している場面を見たことがよくあります。今アンドリューは何をやってます?
Andrew  そうですね、分野によって学び方が異なるので、日常生活の中で身近な内容から、学術的な分野に至るまで様々なコンテンツを使ってテストをしています。例えば、日常生活であれば、図解辞典のように犬の種類と名前や花の名前を学習するというコンテンツは個人的に楽しんで作っています。そして、鳴き声を聞きながら鳥の名前を覚えるコンテンツも作れたりなど、アイデア次第で新しい学び方も見つけることができるんです。
出口  smart.fmにはいろいろな可能性があるのですね。
世界に広がるネットワーク
出口  日本以外の国ではどこでsmart.fmは利用されていますか?
Eric  英語のインターフェースもあり、外国人向けのサービスを提供しています。主にアメリカ、カナダ、オーストラリアとEUからの利用者が目立ちますね。
出口  そういう国の方は、何を学習しているのですか?
Eric  主に、日本語と中国語です。
出口  英語圏の方は、Smart.fmを使って日本語や中国語を学習することができるのですね。
Eric  英語ですので、それこそあちこちの国、南米からもユーザーが入ってきています。 多分口コミでしょう。広告も打っていないし、英語を話す人たちに対して何かアピールしたりしていませんから。
出口  Smart.fmはいろんな国から国境を越えてユーザーが利用できるサービスなんですね。
Eric  はい。
出口  ということは、英語を学習しながら、同じ環境の中で外国人が日本語を学習しているわけですね。……これは英語学習者にとっては非常に魅力的なことではないかと思います。